運動神経の3つの真実
①遺伝は10%、大半は12歳までの運動経験によって発達する!
②5歳までに80%、12歳までにほぼ100%発達し、それ以降は発達しにくい!
③バランスのよい発達には、特定のスポーツより多様な運動が効果的!
運動神経の良し悪しは遺伝で決まるわけではありません。運動神経とは、脳と身体をつなぐ神経回路のことです。この神経回路の発達は、生まれてから12歳までにほぼ100%完成しますが、その中でも5歳から8歳まではプレ・ゴールデンエイジ、9歳から12歳まではゴールデンエイジと呼ばれ、“運動神経の発達で最も重要な時期”と言われており、この時期に全身を使った多種多様な運動や遊びをバランス良くすることによって、より運動神経を伸ばすことができます。
運動神経には以下の“7つの要素”があります。
『運動神経がいい』『センスがいい』『身のこなしが軽い』等と表現する時、それはこの7つの能力がバランスよく高いということを意味します。
リズム能力 | リズム感を養い、動くタイミングをつかむ能力 |
バランス能力 | バランスを保ち、崩れた態勢を立て直す能力 |
変換能力 | 状況に合わせ、素早く動きを切り替えられる能力 |
反応能力 | 合図に素早く反応し、適切に対応する能力 |
連結能力 | カラダ全体をスムーズに動かせる能力 |
定位能力 | 動いているものと自分の位置関係を把握する能力 |
識別能力 | 道具やスポーツ用具などを上手に操作する能力 |
この7つの要素をバランスよく養うトレーニング方法を、
“コーディネーショントレーニング”と言います。
コーディネーショントレーニングとは、運動を制御・調節する能力を向上させることを目的として旧東ドイツで生まれたトレーニング方法です。この旧東ドイツが国策として行っていたアスリートの長期育成システムの中で行われていたトレーニング方法が現在、世界中に広がり、多くの国で様々な競技に導入されています。
当クラブでも、このコーディネーショントレーニングをベースとして、様々な運動を行っていきます。
“コーディネーショントレーニング”を行うと、
さらに以下のような効果が期待できます!
①新しい技術を正確に習得することができる。
新しい技術の指導を受けたり、練習をする際、その技術を正確に身につける能力を向上させることができます。
②新しい技術を短期間で習得することができる。
新しい技術の指導を受けたり、短い時間で技術を身につける能力を向上させることができます。
③筋力と持久力をより効率的に活用することができるようになる。
筋力や持久力を効率良く活用し、パフォーマンスに活かす能力を向上させることができます。
④環境が変化しても質の高い技術を発揮することができるようになる。
いかなる環境でも安定して技術を発揮する能力を向上させることができます。
⑤スポーツ傷害を予防することができる。
身体の様々な部位や感覚器官を刺激し、スポーツにおける傷害予防を行うことができます。
12歳までなら、コーディネーショントレーニングによって、
お子様の生涯に渡る運動神経をまだ伸ばすことができます!!